オタクの時代
スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、孫正義、勝間和代、東浩紀 etc. etc. オタクたちが世の中を牛耳る時代になってしまった。(もっとも孫氏はオタクといえるか意見が分かれるところではあるが..)
このツール(ブログ)とて、オタクが発明したものだろう。
だからどうということもない。
環境管理型権力を齎すツールを設計できる能力を持った人々がオタクなわけだから、そのような時代になるのは歴史的必然であろう。
歴史に棹を差したところで、致し方あるまい。
環境管理型権力の蔓延は、人類に「動物化」を齎す。
そのような社会で、よりよい生を送るためにはどうしたら良いのか?
甚だ逆説的なんだけど、
- 環境管理型権力の存在に自覚的になる。
- そのために、環境管理型権力のメカニズムについて学ぶ。
- それによって、環境管理型権力に対する免疫をつける
- と共に、自ら「環境管理型権力を齎すツール」の設計を行う能力を身に付ける。
- つまり、「管理される側」ではなく「管理する側」に立つ。
- そのことによって、初めて「環境管理型権力」の縛りから自由になれる。
つまり、
- 今はオタクの時代なのだから、自らオタク化することだけが唯一救われる道。
ということになる。
レジスタントするにせよ、権力を行使されていることにさえ気づけないのでは 闘いようがない。だから、レジスタンスもオタク化する必要がある。
つまり、体制もオタク、反体制もオタク ということになる。
オタクになれない人々はどうなるのか? それは、言うまでも無く「動物化」するしかないのである。
尤も、「動物」としての生が 一概に悪いとは言えない。自ら選択して「動物」として生きる生き方もあるだろう。しかし、自ら「動物化」していることにも気づけずに、アーキテクチャ設計者にいいように搾取されるだけの存在なんて、悲しすぎる。