無自覚的宗教

「私はこれを信じる」と自覚して何かを信じるのではなくて、
無自覚的に「〜〜は自明のものだ」として信じてしまうことがある。
"安全神話"とかもこの類だろう。
周囲の人が皆信じているのであれば、そういうことがあっても仕方ない。
しかし、周囲の人が信じていないことを自分の信念でもって信じ込んでいる
だけなのに、それを真理だとして振りかざす行為ってどうかと思う。
その思い込みには根拠が無いわけだから、宗教と同じだ。
そういう物言いをすることを、宗教と同質なのにもかかわらず宗教としての
自覚が無いという意味で、「無自覚的宗教」と呼ぶことにする。